銀行も通知などをして睡眠預金の解消に向けた努力をしているが、なかなかスムーズにはいかないのが現状だ。そこで、たとえば、りそな銀行では、2年以上扱いがなく残高の少ない口座に関しては、年間1200円の管理手数料を徴収するなどの対応策に乗り出している。こうした睡眠口座が発生する背景には、さまざまな要因が考えられる。銀行員に頼まれて、とりあえず口座だけつくったという人もいるだろう。また、転居や転職などで、その口座の存在をすっかり忘れ、そのままになっている場合もある。さらに、高齢者が相続人もなく死亡した場合、その後の預貯金のことは誰も知らないため、放置されたままになる。これこそ本当の睡眠口座というものだろう。
国際金融においては国内金融と違って、異なる貨幣(通貨)が交換される場合が多い。日本国内では日本銀行券二万円札や五千円札などと百円玉のような硬貨から構成される現金と、円で表示された預金通貨(これを円預金という)が、交換手段として機能する貨幣である。それに対して米国ではUSドルで表示された現金と預金(以下では単にドルという)が交換手段であり、特殊なケースを除いて日本銀行券のような円や円預金は交換手段としては使えない。そこで、例えば日本の輸入業者が米国からモノを輸入する場合には、円をドルに換えて、そのドルで米国の輸出業者に代金を支払うか、もしくは、日本の輸入業者が円で米国の輸出業者に支払い、米国の輸出業者が受け取った円をドルに換えるかしなければならない。このように国際金融においては、異なる貨幣が交換される場合が多い。
国際通貨・金融に関する協力機構である国際通貨基金(IMF)は、戦後のブレトンウッズ体制の確立とともに、1944年に設立されました。本部をワシントンに置き、47年から業務を開始しました。当時の主要な目的は?固定相場制を設定し維持する?国際収支の赤字に悩む加盟国に短期資金を貸し出すことなどでした。これにより、国際貿易、金融市場の安定と、雇用・所得の増大を目指しました。しかし、1971年8月のニクソン・ショックでブレトンウッズ体制が崩壊したため、IMFの機能も根本から変わらざるを得ませんでした。一部の加盟国で景気がよいため外国からの輸入が増え、国際収支が赤字になってきます。これはなかなか簡単に元に戻せるとは限りません。その上急な時に為替相場の調整が必要になります。つまり、その国の通貨を切り下げることにより、輸入を減らすのです。